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寝たきりについて少し触れてみます。

今日は、苦しくなる課題に触れます。

寝たきり

寝たきりとは(出典WIKIPEDIA) 常時ベッドで寝ている状態・仰臥している状態の人を表現する俗語。
厚労省や医学等正式な用語としては登場しません。

大別次の3つの状態が挙げられています。

1 遷延性意識障害の状態 - 自力でも介助されても起床できず、意識がない状態。
2 完全な寝たきり状態 - 自力でも介助されても起床できないが、意識はある状態。
3 準寝たきり状態 - 自力では起床できないが、介助されれば起床可能、車椅子、椅子、ソファ、ベンチ、トイレの便座などで座位保持も可能、病院・介護施設などに移動するのも可能な状態。

寝たぎり状態に必要なケアは

1 遷延性意識障害の状態

①定時的な水分・栄養・医薬品の投与。
胃瘻経管、食道経管、経口経管、経鼻経管からの経管栄養療法、または点滴による中心静脈栄養からの投与。
②定時的な排泄物のオムツ交換。
③定時的な誤嚥性肺炎予防のための痰の吸引と口腔ケア。
④定時的な褥瘡予防のための体位交換。
 
2 完全な寝たきり状態

①水分・栄養・医薬品の摂取
A経口摂取が可能な場合は、定時的な水分・栄養の摂取、医薬品の服用の介助。
B経口摂取が限定的に可能な場合は、定時的な水分・栄養の摂取、医薬品の服用の介助と、水分・栄養・医薬品は経管栄養や点滴による中心静脈栄養からの投与の併用。
C経口摂取が困難または不可能な場合は定時的な水分・栄養・医薬品の投与。
胃瘻または経鼻経管栄養または点滴による中心静脈栄養からの投与。
D定時的な排泄物のオムツ交換。
②定時的な誤嚥性肺炎予防のための痰の吸引と口腔ケア。
③定時的な褥瘡予防のための体位交換。

3 準寝たきり状態

①水分・栄養・医薬品の摂取
A経口摂取が可能な場合は、定時的な水分・栄養の摂取、医薬品の服用の介助。
B経口摂取が限定的に可能な場合は、定時的な水分・栄養の摂取、医薬品の服用の介助と、水分・栄養・医薬品は経管栄養や点滴による中心静脈栄養からの投与の併用。
C経口摂取が困難または不可能な場合は定時的な水分・栄養・医薬品の投与。
胃瘻、経鼻経管栄養や点滴による中心静脈栄養からの投与。
D定時的な排泄物のオムツ交換。
②定時的な誤嚥性肺炎予防のための痰の吸引と口腔ケア。
③定時的な褥瘡予防のための体位交換。
④急性期・回復期の患者の場合、急性期病床・回復期病床・介護老人保健施設における機能回復(リハビリ)訓練で、できる限り身体機能を回復させる。
⑤慢性期の患者の場合、日常生活介護、訪問看護、訪問リハビリ、通所介護などによる、起床、車椅子、椅子、ソファ、ベンチ、トイレの便座などでの座位能力を維持するために、定時的な介助による起床、車椅子、椅子、ソファ、ベンチでの座位状態維持訓練。
排泄もトイレの便座で行う。
家族による介護や介護サービス事業者による介護が必要。
介護人員の不足により、座位維持のためのケアを行なわないと、1か月程度で完全な寝たきりに移行し、クオリティオブライフ=QOLが低下する。

寝たきりを引き起こす要因

脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血・脳動脈瘤破裂など脳卒中による脳神経障害。
脳腫瘍による脳神経障害。
心筋梗塞などの心臓疾患時の心肺停止による低酸素脳症による脳神経障害。
脳挫傷・全身打撲時の心肺停止による低酸素脳症による脳神経障害。
一酸化炭素中毒・二酸化炭素中毒時の心肺停止による低酸素脳症による脳神経障害。
有毒のガス・薬物摂取時の心肺停止による低酸素脳症による脳神経障害。
筋萎縮性側索硬化症・筋ジストロフィーなどの進行性神経麻痺・筋肉麻痺。
パーキンソン病・ハンチントン病・多発性硬化症などの進行性神経麻痺。
アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・脳血管性認知症などの認知症。
外傷による脳・脳神経・中枢神経・頸椎・脊椎の障害
脳性まひ


ここまでの記述で、すでに絶望的な気持ちに追いやられるのが普通です。
万人が、ピンコロを望むのも当然かもしれません。

「他人の世話になりたくない(。pω-。)
「下の世話だけは自分でやりたい。゚(゚´Д`゚)゚。

ただ、上記ケアの大半が今後はロボット等の活用で介護人材不足は解消されるはずです。
からと言って、寝たきりになりたくない気持ちをカバーできるはずでもありません。

完全な実態、特に数値などは不明ですが、数多くの文献で使用されている「寝たきり老人」の数は、要介護4,5の人数を上げているのが実情のようです。
ちなみに、政府統計「介護保険事業状況報告」平成27年度報告によると

要介護認定者数総数 620万人
男性 192万人
女性 428万人

03_27全国計


要介護4 74万人
要介護5 60万人

認定者総数の22%弱ですが、その方々が全員寝たきり状態だとは言えないでしょう。
寝たきりでなく、例えば認知症状の悪化による重介護の方も何割かはおられるでしょう。

さらに、平成27年5月厚労省の調査で
CFS 慢性疲労症候群

激しい疲労感や睡眠障害が長期間続いている患者250人を対象にした調査から、内約3割がほぼ寝たきり状態であるとの結果も出ています。
(2015年5月18日日本経済新聞による)

CFS患者は全国に24~38万人いるとされているようで、はっきりした診断基準もないまま、年齢にかかわらずほぼ寝たきり状態になっている患者も10万人単位でおられるかもしれません。

溜息つくしかない寝たきり問題です。

人生100年時代の人づくり革命、昨年9月に安倍総理が会見で発表されていましたが、すべて健康を前提とした100年の話です。
人生100年時代、100年時代の設計図、この中に寝たきり問題は触れられることがありません。

多分、私たちの日常会話の中でも、寝たきりの話題は、禁忌のように扱われているはずです。

「寝たきりになってまで生きたくない」
私も正直、そう思っています。

そう思いつつ、現実に、寝たきり状態で生き続けておられる多くの人、お一人ひとりが現実におられることを知って、どうとらえたらいいのか、はっきり言葉にしえないでいます。

社会保障費の問題を考えている今、とりわけ、意識もあまりなく生かされ続けている多くの寝たきり状態の方々を、数値としてのみとらえたい、そうとらえる方が苦しくない、そんな数値化の落とし穴にはまりそうになってしまいます。
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プロフィール

NPO法人ワーカーズふろむさやま

Author:NPO法人ワーカーズふろむさやま
「住み続けたい街は私たちの手で」をミッションとして、大阪狭山市を拠点に、高齢者の介護相談や介護への社会的理解を促す活動を進めるNPOです。

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