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地域福祉の20年、あれこれ思ったことなどその1

団塊世代が後期高齢者となる2025年には、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上。
65歳以上の高齢者の5人に1人が、程度はあれ認知症を患っている…

もう何十年も前から予測できていたことなのに、昨今、急にバタバタ。

要介護になっても住み慣れた地域で、と地域包括ケアシステム、地域包括医療、認知症サポーター等々作られてきた。
もうすぐ当地では、「地域福祉サミット」が開かれようとしています。

若者の引きこもり、結婚しない青年たち、の問題も次々と取り上げられていく。

なんとなく、自分だけは、自分の家族だけは、大丈夫、と人は思い込みがちですが。

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私たちがワーカーズを立ち上げた90年代も、同じようなことを考え、同じように話し合い、そしてみんなで介護保険制度を育てよう、と頑張った気がします。
制度が始まって18年、利用者はお客様、担い手は労働者、介護保険制度は当たり前、となってしまいました。

数年おきの制度改正と小刻みな改善。
制度をいかによりよく改善するかより、どうやったら維持できるのか、その本音が、「制度改善」の中に丸見え。

平成29年度、今度の制度改正で、1人ケアマネ事業所は壊滅していく…とも。

以前から小規模事業所の統廃合が言われていましたが、打つ手がなさそうで、実はちょっと気持ちも萎え気味。
年末の片づけをしていたら、2008年、ちょうど10年前、理事会で思いを語り合った内容が掲載されている会報を偶然見つけました。

当時の理事は5~6名いたかと思います。
スタッフの退会、別のスタッフの入院、手術…と続き、私たちのような極めて小さな組織では、にっちもさっちも行かなくなる事態を迎えた、そんな中での話し合いでした。

しぐるるやしぐるる山へ歩み入る
しぐるるやしぐるる山へ歩み入る 山頭火


「今の無理が数日間、1~2週間ならともかく、ある程度長い期間続くとして、
スタッフや私たちが無理して、それが仕事というものや、頑張るよと、今はそうなってるけど、
こんな時、ヘルパーの側はどうして負担を我慢しようとするのだろう…」

「世間では、それが仕事の常識だ、と。
でも、地域の福祉を、みんなで支えあって作っていこうと、いつも思ってきた私には、素朴な疑問も残る。」

「無理を重ねるんじゃなく、働く方も大切な身体だし、サービスをお断りしないといけない道を選ばないといけないかもしれない。」

「この際、介護保険はともかく、有償サービスはどうあるべきか、これからどうしていけばいいか、考え直さないといけない時期に来ているのかも。」

「とにかく自分が生きている間だけはこの会があってほしい、そう思う利用者さんがいる。」

「賛助会員さんも、映画サロンをきっかけに増えていて、私たちは、その場が、いつか地域福祉を一緒に考え、思いを分かち合える仲間の場にしたいと思っているけど、
そんなに都合よくいくものでもない。」

「共鳴して、ずっと応援して下さる方も多い一方、困った時にすぐ助けてくれると、保険かけてる感じの方も結構いたりする。」

「地域の住民として、自分たちが今何をできるのか以前に、
これから何をしてもらえるのか、そう思っているのではと、感じるときがある。」

「私たちうっかりしていて、自分たちが設立したとき、40代、30代で、素人から育って今がんばってる。
でも、そのまま年取って、50代、40代、と。」

「今はまだバリバリ現役であっても、将来考えた時、担い手をどうするの?って。」

「次の世代を育てる作業を、やってこなかったツケが今の状態か。」

「5年先、10年先、将来を、毎年考えてこないといけなかった。」

「私たちは、ただサービスを提供しているだけの会ではない。」

「利用会員さんであれ、賛助会員さんであれ、みんな地域に住む一員。」

「住民として、言葉通り対等で、スタッフ、私たちだけが何か必死な思いして、他の住民が恩恵を待っているという構図、おかしいんじゃないか。」

「これは正々堂々と言っていいことではないか。」

続きます。

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プロフィール

NPO法人ワーカーズふろむさやま

Author:NPO法人ワーカーズふろむさやま
「住み続けたい街は私たちの手で」をミッションとして、大阪狭山市を拠点に、高齢者の介護相談や介護への社会的理解を促す活動を進めるNPOです。

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